「言いたいことが伝わらない」「なんであの人は話を誤解するの?」
皆様はこのような経験はありませんか?
ビジネスの現場から、家庭内の会話まで、
そんなコミュニケーション不全の悩みを全米で大人気のラジオジャーナリスト、
つまり『会話』のプロが解決してくれるかもしれません。
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セレステ・ヘッドリー
セレステ・ヘッドリー(アメリカ:1969年12月30日生)
ジャーナリスト、ラジオ記者、プロデューサーとして活動。
全米放送のNPR(ナショナル・パブリック・ラジオ)で数々の番組の司会を務めた他、
BBC(ブリテッシュ・ブロードキャスティング・コーポレーション)や
CNN(ケーブル・ニュース・ネットワーク)などで多くの著名人のインタビュアーを務めています。
様々なゲスト(億万長者、ノーベル賞受賞者、配管工、幼稚園の先生など)に対して、
彼女はその全ての人たちと素晴らしい会話ができています。
はじめに
上手に会話をするコツとして、
・相手の目を見る
・興味のある話題について事前に考えておく
・相手を見つめて微笑む
・相手の言った言葉を繰り返したり要約する
このような一般的な項目を挙げて、彼女はこう断言します。
「こんなものは全て忘れてください。役に立ちませんから。注意して聞いているふうに見せる方法を学ぶ必要はありません。”本当に注意して聞いているのであれば”。」
彼女は熱心に話を聞いているように見せかけるテクニックではなく、
本当に相手に注意を向けて聞き、会話をするための技術を提案しています。
上手に会話をする10の方法
①ながら聞きをしないこと
スマホや手遊びだけでなく、考え事などもしてはいけない。
中途半端ではなく、会話に100%参加すること。
②一方的に話さないこと
他人の意見を聞き入れる気がなく、自分の主張をしたいだけであればブログを書けばいい。
誰しもが何かの専門家であり、自分の知らない何かを知っている。
どんな会話にも何か学ぶことがあるはずだという姿勢で臨む必要があります。
③簡単で自由回答な質問をする
こちらから複雑な質問をしてしまうと、回答は単純なものになってしまう。
簡単な質問をして、詳細は相手に説明をさせましょう。
知っているのは相手なのだから。「どんな様子だったの?」「どう感じたの?」と。
④話の流れに任せる
相手が話している最中にアイデアが浮かんでも、それで頭がいっぱいになってしまってはいけません。
話を聞き続けながら、浮かんでは消えるに任せましょう。
⑤知らないことは知らないと言う
相手の知識を知ったかぶることで、話が安っぽくなってしまいます。
知らないことを正直に伝えることでより深い話ができるのです。
⑥相手の体験を自分の体験に重ね合わせないこと
相手に共感を示そうと、自分の同じような体験を重ね合わせないこと。
相手の状況や考えていることが全て同じなわけはなく、
全ての経験はその人だけ、唯一無二のものなのですから。
⑦同じことを何度も言わないこと
自分の主張が正しいと示そうと、言葉を変えて繰り返してはいけません。
⑧細かいことにはこだわらない
相手は話の細かな部分には興味がありません。
⑨聞くこと
最も重要なスキルであり、誰もが伸ばせる部分です。
数々の偉人がこれまでに同様のことを言ってきました。
「人間は口が開いている時には何も学ばない。」
「多くの人が理解しようとして聞くのではなく、回答しようとして聞いている。」
黙って聞くと言うことは、想像以上に難しく大切なことかもしれません。
⑩簡潔に話す
『良い会話とはミニスカートのようなもの。他人の興味を惹けるくらい短く、大事なところはしっかりとカバーしている』
今回の学び
どんな人も必ず学ぶべき部分がある。
まずは聞くこと。
こちらが話すのではなく黙って口を閉じ、心を開いて、
そして…相手に感心させられるのを期待すること。
自分の知らないすごい部分を持っているのだと。
きっと相手はその期待に応えてくれるでしょう。
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